恐山でイタコに会いたい!

旅行観光ブログ
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(過去の投稿をまとめなおしたものです)

「好きな少年漫画は?」と聞かれたら、即答で「シャーマンキング」と答えます。

好きなんです。ずっと。

大学の卒業旅行はゴリ押しして主人公の葉くんの出身地である島根へ20人くらいを連れて行きました。

そんな私がもうひとつ、どうしても行ってみたかったのが

恐山

そう、恐山でイタコの口寄せをやってもらいたい!

念願叶って2016年10月に行った時の記録です。

イタコに会える日は限られている


恐山に行けば必ずイタコに会えるのかというと、そういうわけではないようです。恐山大祭の時期だけイタコの方々がやってきて口寄せをしてくれて、それを聞くために全国から人々が集まって列をなしているとのこと。

恐山大祭 | 下北ナビ

時期は7月20日~24日、そして秋詣りが毎年10月上旬の3連休。

1年の中でも数日しかチャンスが無いし、そもそも青森ってめちゃくちゃ遠いからミスは許されない旅なのです!だからめちゃくちゃ調べたし、青森を堪能してきたよ!

最初に参考にした東京別視点ガイドさんの記事で、夏に11時間並んだけど……という内容を読んで震え上がったので諸々考慮して平日である10月7日に青森市内観光、恐山のある下北へ移動して宿泊、そして10月8日の朝一タクシーで恐山へ!というプランをたてました。

青森市からむつ市の下北までは電車で2時間弱となります。

ちなみに全行程一人です。夜行バスで青森まで行って、日の出と共にタクシーで恐山行こう!なんて言って誰かを誘う勇気は私にはない!

時間とお金に追われる貧乏旅行だったので、その辺の記録をちゃんとつけておきました。

夜行バスで青森に向けて出発

夜行バスヘビーユーザーの私は勿論青森もバスで!

いつも夜行バス比較ナビというサイトで夜行バスを探しております。

東京と青森を結ぶのは弘南バスのパンダ号。名前が可愛い。曜日によって金額は違うけど、私は連休前だったので6500円でした。

だいたい4500円~7500円くらいの価格帯のようす。平日4000円台で青森まで行けるなんて夢あるな~。

「北に向かうものは本当に上野から出発するんだなぁ」なんて思いながら上野駅に到着。バス乗り場がわからなくて半泣きになりながらも無事バスに乗り込みました。

20時半に乗って朝の6時に到着という予定。お尻爆発しちゃうよ…。

しかもまさかの即消灯だったんですけど、案外寝ました。

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途中のサービスエリアで北に来たことを実感

青森市到着

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寒い。

弘前出身の友人に気候を聞いて、ちゃんと秋用のコートを着てきたけど、それでも朝は寒かったです。

しかしその寒さに「北国だ~!」とテンション爆上がり。寒いの好きやねん。

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朝の港町の雰囲気を堪能しながらウロウロ。

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雰囲気ありまくりな夜のお店たちを眺めながら、こんな早朝からどこへ行くかと……

青森まちなかおんせん

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お風呂!!

6時からやっていて、入浴料金なんと450円。東京の銭湯より安い!と思ったら、青森の銭湯の統一料金なんですね。

銭湯と言いましても広くて綺麗だし、浴場の壁に市内観光案内があったり、露天風呂もあって天然温泉で450円て!

到着1時間足らずで青森の素晴らしさに浸かりました。どっぷり。

青森まちなか温泉

・青森駅から徒歩10分以内

・入浴料450円 

朝食に青森のっけ丼

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お風呂のあとは、青森魚菜センター内で「のっけ丼」を頂きました。

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1080円で10枚つづりの食券を買って(現在は10枚つづり1500円、5枚つづり750円の模様)

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ご飯は並盛りで食券1枚と交換。ご飯をよそってもらったら、市場内をぐるぐるまわって好きな魚介類を食券と交換してポンポンとご飯にのっけてもらうのです。

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食材やお店によって、1枚で刺身2切れだったり、2枚でほたて一皿だったり。自分の手持ち枚数とのっけて欲しいものを色々計算しながら何周も市場をまわることになります。

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そして出来あがったのっけ丼はこちら

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子どもの味覚ですみません…!卵が好きなんや!

真ん中のは子持ちヤリイカ。ちょっと珍しいと思うんですけどどうでしょう。

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ホヤの塩辛なんてものもありますから…。

元祖 青森のっけ丼

・青森駅から徒歩10分以内(青森まちなかおんせんからスグ)

青森市のミュージアム巡り

ねぶたの家 ワ・ラッセ

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なんか尖りまくってる建物ですが、こちらはねぶたミュージアム『ねぶたの家 ワ・ラッセ』

青森といえばねぶた。大型のねぶたがドンドンドンッと展示されています。

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青森といえば~とか言ってるけど、ねぶたって実際行ったことないからイメージ写真みたいなのでしか思い浮かばなかったんですけど、間近で見たらその圧倒的デカさと、細やかな作りにびっくりします。

ねぶた囃子もずっと流れてるから、なんかぽや~んとしてしまいました。

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こんな可愛いのもあるんだ!って見ていたら、若手の女性ねぶた師が制作したねぶただそうです。

女性初のねぶた師で…っていうねぶた師紹介のパネルもついつい見入ってしまうし、実際に太鼓を叩いたり、ねぶたのパーツが触れたりして、ちょっと寄るだけのつもりだったのに結構真剣に見学してました。

ねぶたの家 ワ・ラッセ

・青森駅からスグ

・入場料金620円

青森県観光物産館アスパム

すでに青森感を存分に味わっていますが、まだ午前中。

続いては『青森県観光物産館アスパム』

ここでは津軽三味線の演奏が聴けます。無料で!

1日2回、11:30からと14:00から30分間ずつ演奏されています。

青森県観光物産館アスパム

・青森駅から徒歩10分以内

・無料(展望台などは有料)

青森県立美術館

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私の中ではこの日のメイン!

青森駅からバスで20分くらいなんですけど、主要観光地だから沢山バスが出てると思ったら普通に1時間に1本しかないのでびっくりしました。

着いたらちゃんと帰りの時刻表もチェックしておきましょう。

青森駅発バス時刻表

(シャトルバスもあるみたい)

ここはあれですよ。

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大きい犬のいるところです。

奈良美智さんの作品「あおもり犬」

青森行った人だいたいここ行く!写真あげてる!羨ましい!ずっと私も撮りたかったんだ!

青森県立美術館

・青森駅から三内丸山遺跡行きバスで20分

バス停「県立美術館前」スグ

・入館料510円

三内丸山遺跡

美術館のあとは、近くの三内丸山遺跡へ!

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教科書で見たことあるやつ!

縄文時代の遺跡で、お墓や住居などを見学してまわれます。おじいちゃんおばあちゃんたちに混ざってガイドツアーに参加してみました。

資料館も併設されているのですが、時間がなかったので遺跡を駆け足で見てまわって駅前に戻りました。

公式ホームページ 特別史跡「三内丸山遺跡」

・青森駅からバスで30分 バス亭「三内丸山遺跡」

美術館から歩けます

・無料

青森のソウルフード?

駆け足での観光ツアーが終わったら駅近くに戻って昼食。

昼食も青森でしか食べられないものがいいな~と事前に調べていたら、気になるものが。

その名も味噌バター牛乳ラーメン

情報量おおすぎでは?

何店舗か食べられるところはあったのですが、色々調べた結果『味の札幌 大西』さんでいただきました。

感想は思っていたよりマイルド!ライスをダイブさせるととっても美味しい。

さらにもうひとつ、ソウルフードを買い求めました。

有名なイギリストースト!

スタンダードなやつともうひとつ……

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イギリスフレンチトースト~十勝牛乳のチキングラタン~

情報量多すぎでは……!?

青森駅から下北駅へ 青い森鉄道

さて日が暮れる前に、恐山のあるむつ市下北へ向かいます。

乗り換え駅である野辺地まで青い森鉄道で。

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乗り替えてJR大湊線で下北駅に到着!

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とうとうここまで来てしまった…!

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無駄にマップアプリで現在地を見てみたり…(青森来てから何回もやってる)。

本当に!私!この本州のフックみたいになってるところにいるんだ~!すごい!めっちゃ北じゃん!って一人で駅前で自撮りしていました。

・青森駅から下北駅まで1時間45分

・青森~野辺地1050円、野辺地~下北1170円

下北の夜

さて、ゲストハウスに泊まる予定なのですが、その前に下北の町で飲むぞ!と飲み屋街を目指しました

調べてみると、どうやら田名部神社という神社の周辺がスナックや飲み屋が軒を連ねているみたいです。

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こんな感じ

3キロ弱で40分ほど歩けば着きそうだったので、徒歩で行くことに。

歩き出して気付いたけど、めちゃくちゃ真っ暗。

むつ市出身の松山ケンイチさんがよく行っていたという定食屋があったり、私の知っているファミリーマートではないファミリーマートがあったり。

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ほんとにこの先に飲み屋街があるのか!?と不安になりながらも歩くこと40分。

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まがうことなき飲み屋街に到着しました。

とりあえず前情報無しだったので、ネットで必死に探していい感じだった「居酒屋ほそ川」というお店へ。ママさんがいて、地元の人で賑わってそうで、そして高くなさそうなところを探しました。

ほそ川さんへ入ると、想像通りの優しそうなママさんが迎えてくれてホッとしました。席に座るとおかずが次々出てきて、お酒は日本酒を二杯頂きました。

おかずはおまかせで、「嫌いなものある?」と聞いてくれたので「きゅうりですね~」と普通に答えたら、ママさんが背中を向けて今から出そうとしていたお皿のお漬物からきゅうりをちゃちゃっと抜いてくれていました。感動。そしてすみません。

しばらくすると、常連っぽいおじさんが右隣に1人、さらにお姉さんを2人連れたおじさんがまた1人来てカウンターはいい感じに。カラオケ大会が始まって私はこういう時のとっておき「ら・ら・ら」を披露して、お酒も2杯くらいおごって頂いて、皆さんとても優しかったです。

そしてお会計はびっくりするくらいお安かったです。

(サービス料じゃなくて、サービスカットという文字には驚いた)

宿まではタクシーで行くと話すと、ママが「タクシーなんてもったいない!車呼べるかもしれないから待ってて!」と言ってどこかに電話をして、突然登場したおじさんが車で送ってくださりました(元従業員だったか何だったか…)。

帰る時に隣のおじさんが電話番号をメモして「何か困ったことがあったら呼べよ!」と渡してくれたりして、とにかくむつの人優しすぎる。帰りたくなかった…

無事、突然登場したおじさんに送り届けられてゲストハウスに。

次の日は早朝にタクシーの配車をお願いしてるので5時起きです。

いざ恐山へ

6時の開門に合わせて5時過ぎにタクシーを配車。

5時半には恐山に到着していました。

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二日酔いがひどい。

硫黄のにおいが凄まじくて山道を走るタクシーの車内で何度「もう駄目だ…」と思ったことか。

途中大きな鳥居をくぐったところで、タクシーの運転手さんが「霊感が強い方はこのあたりから気分が悪くなったりするみたいですね」と言っていましたが、私は絶賛二日酔いで気分が悪いです。

いよいよイタコの口寄せ

山門をくぐってすぐに「イタコの口寄せ」というのぼりが立てられていて、3つの小さな小屋が並んでいました。

それぞれすでに10人ほど人が並んでいて、イタコさんが小屋に入っているところもあれば、まだ来ていないところもあり、6時頃に全ての小屋で口寄せが始まったようでした。

だいたい所要時間は1組10分~15分ほど。1人で来ている人もいれば何人かで来ている人もいて、自分の番まであと3組くらいになってくるとだいたい口寄せの様子も見えてきます。

小屋というか簡易テントみたいなので、別に扉とかもなく中の様子どころか、何を話してるかまで聞こえてくるんですよね。

口寄せっていうのは、亡くなった方をイタコ自身に憑依させてその体を使って喋る…という認識ですが、やっぱり気になるのは「何を喋っているのか?」「口調などは変わるのか?」というところ

しばらく聞いていると、だんだんわかってきたのですが、これね、確信しました。

これ、自分の番になったら何言われても泣くわ。

前の人とか、おそらくお母さんと成人済みのお子さん3人で、お父さんを口寄せしてもらってお話していたみたいでした。

みんなそれぞれ時間をかけて朝早くから恐山まで来てるわけで、何を言ってもらえたとかじゃなくて、ちょっと言葉を交わせて、あぁ良かったな、って思えると思うんですよね。

そんなこんなで自分の番がまわってきました。

口寄せの流れは、まず口寄せしたい亡くなった方の生年月日と命日を伝えて、自分との関係性などを伝え、さらに何か聞きたいことがあるか聞かれます(私の時はこの質疑応答の部分が憑依中だったので、タイミングを逃して何も聞けませんでした)。

全て伝え終わると、イタコさんが長い数珠をじゃらじゃらとさせて念仏を唱え、一連の動作が終わると憑依状態で話し始めます。

とりあえずこの長い数珠に感動しました。本当に長い数珠だ!って。

ちなみに小さい頃に亡くなったおじいちゃんを口寄せしてもらいました。

別にこれといって特別な話してないけどね、

泣いたよ。

あ~おじいちゃん、大人になってからも喋りたかったよ。

恐山散策

午前7時、口寄せ終了。

早っ!!!!

というわけで、あとはノープランだったので恐山をゆっくり見てまわることに。

口寄せのことしか考えていなかったのですが、恐山自体大変見ごたえのある場所でした。

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左手に見えるのが本堂です。

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また熊…。

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物々しい雰囲気の岩場。カラスが飛び回っていて、まさに地獄の風景。

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そこらじゅうにある風車は幼い子どもや水子供養のためで、お花の代わりだそうです。

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売店で売ってます。

地獄の岩場を抜けたら極楽浜です。

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えらく新しい像だなぁと思ったら東日本大震災の追悼のために作られた地蔵菩薩らしいです。

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この世の果てに来たんだなぁとしみじみ。

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雨降って寒過ぎて首に手ぬぐい巻いてたの忘れてました。

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ぐるっとまわって1時間以上かかりましたね。

しかも、来るまで知らなかったのですが温泉がありました。

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参拝者は自由に入れるそうで、ありがたく浸からせて頂きました。

硫黄がめちゃくちゃ強くて10分くらいしか浸からない方がいいらしいです。そしてシャワー無し!見事に硫黄負けしました。お湯もめちゃくちゃ熱かったです。

朝は薄暗かった三途の川の橋にももう一度行ってみました。水がうす緑で、そこにかかる橋の赤が映えてすごく幻想的。

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うーん、やっぱりこの世の風景じゃないな。

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入山料500円でじっくりまわったら2時間はかかるし、温泉まで入れるなんてコスパ良すぎ!恐山!

恐山 – 下北半島の観光 | 下北ナビ

下北交通 バス時刻表

・下北駅周辺から30~40分(タクシー6000円)(バスもあります)

・入山料500円

・イタコの口寄せ4000円(変動してるかも)

青森駅へ移動して帰路につく

恐山からバスで下北駅へ、そしてまた青森駅に戻ってきました。

夜行バスの出発時間までに、友人に絶対食べるべしと言われた帆立貝味噌焼きを食べ、それでほとんどお金はすっからかん。

最後、どうしても郷土料理である生姜味噌おでんが食べたくて、でもお金がなくて、最安値の方法を考えた結果…

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コンビニにありました。

私は天才だった。

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さようなら、青森。

東京から夜行バスだったら数千円で来れるし、観光出来るところいっぱいあるし、食べ物美味しいし、まだまだ知りたいことが沢山あるよ、青森。

今回は本当に貧乏旅行で、時間的にはバタバタでしたが、またゆっくり行きたいと思います。食べたいものまだまだ沢山ある!

口寄せが出来て満足したけど、また恐山にも行きたいなぁ。

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ちなみにおじいちゃんの情報は、事前に父に聞いてたんですけど、そりゃそうですよね〜な反応でした。

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